先週末、マンションの見学に行ってきました。

★1件目

リビングが広くて南向き、角部屋。

入ったとたん、カラオケボックスとおじいちゃんのにおいが...。

売り主さん居住中とのことでしたが（売主は外出、業者の人が立ち会います）
いっさい片付けがされていなくて
事件現場のようでした。

トイレは便座が上がりっ放しで、便器のフチにはホコリと毛が...。
寝室には年配の女性の写真が飾られていました。

奥さんに先立たれて、掃除をする気力もないのが
ありありと伝わってきて、切なかったです。

変なところにスポットライトを付けていたり
変な飾り棚がついていたりで、古いラブホを思わせるインテリアでした。

南側には背の高い建物がぴったりと建てられていて
全く日が射さず、西側のバルコニーからは
周りの家の部屋が丸見え...。

やめました。


★2件目

最上階、角部屋、ルーフバルコニーつき。

本来売りなはずのルーフバルコニーがマイナスポイントでした。
リビングやキッチンからも常に視界に入ってくるルーフバルコニーは
コンクリートが黒くてざらざらで、汚い印象を受けました。

このスペースは絶対持て余すだろうと予感しました。

こちらも売主さん居住中で、奥さんがいる中見学しました。
「おとなりさんがあまり家にいなくて静か」
「あらゆるところの花火が見える」「せんたく物がすぐ乾く」などと
この家のいいところを一生懸命話してくれましたが
心に響きませんでした。

ごめんなさい。


★3件目

南西角部屋、リフォーム済み。

ビビッときました。

ドアのデザインと、金ピカの取っ手が気に入らないけど...
ここだ！ここにしてしまおう！と思い切りました。

売り主に電話をすると、一番手だと言われました。

いいの...？ねぇ、買っちゃうよ？いいの？ホントに。
大丈夫？...ハァハァ。
だんだんテンションがおかしくなってきます。

申し込みの手続きをするために
車で1時間ほどかけて、不動産会社へ移動しました。

ついにネコが飼えるねぇ〜。家具はどうしようか？
もう世話人やらなくていいよね？エヘヘ。
ウキウキトークもはずみます。

書類にひととおり記入して、申込書をFAXする前に
不動産屋さんがもう一度確認の電話を入れました。

「あ、もしもし。さきほどお電話したものなんですが。

......えっ？

......さっき買いが入った？！

......うちは2番手！？」

事態は急転、誰かに先を越されてしまったようです。

「1時間前...。そうですか...。」

まるでドラマのワンシーンのように
静まり返る事務所。

不動産は、電話での申し込みは無効で
紙を送って初めて受け付けになるらしいです。

頭の中で不毛地帯の曲が流れ始め
「おや？壱岐さん？奇遇ですねー。」
「さ...、鮫島のヤロウ...！！」
と寸劇を繰り広げたくなるシチュエーションでした。

今、みんな物件を買いに走っている時期らしく
値段は上昇しているみたいです。
いい物件は速攻で売れてしまうそうです。グゥ...。

人生最大の買い物を決心した直後に
肩すかしをくらってしまい、ふたりともぐったりでした。

他の物件を検索してみるものの、
どうせコレももう売れちゃってるんでしょ？
と卑屈になってしまい、探すガッツも萎えてます。

どうなることやら。